八日目の蝉。


最初に言ってしまえば、
角田光代は、好きじゃない。

なんつーか、
橋田壽賀子的なものを感じる。

日記風に綴る1章ですら、
「告白」の足下にも及ばない稚拙な感じ。

読んでてだるいし、
長く感じた。

この作品は、
間違いなく、
日野市OL放火殺人事件をモチーフにしたはず。

不倫して身ごもって、
今はまずい、きちんとしてからと言われて堕胎し、
そのうち奥さんにばれて、
奥さんから毎日のようにいやがらせを受け、
「子供をお腹から掻き出すなんて」とか言われ、
腹いせなのか精神的に追いやられたのか、
留守宅に忍び込み、
子供を殺害し、
放火したあの事件。

殺害したか、誘拐したかの違いはあるけど、
ここまでほとんど一緒。

あの事件におひれをつけて、
なんだかちょい感動ものに仕上げているのが、
癇に障る部分もなくはない(笑)

子供が欲しい願望がないから理解出来ないのかもしれないけど、
「なぜそこで、誘拐するんかね」
「なぜそんなに、人の子に愛情を持ってしまうのかね」
と思ってしまう。

かなり理解不能な作品だった。

真央ちゃん好きなんで、映画見るけど、
小説より、なにか消化されててほしい。