八日目の蝉。

原作は、はっきり言ってつまんなかった。
ドラマも、たいして面白くなかった。
さて、
この原作をどう調理するのかと、
ちょっと上から目線で、
でも、真央ちゃんだからな、いいに違いないと信じ、
鑑賞した。

すばらしい映画だった。

原作から、
無駄なものをこぞっと抜き取り、
むしろ、ここを膨らませろよ的な部分を追加し、
誘拐された少女を主演に据えた所が、
とてもとてもとても良かった。

人は誰もが母親にはなれないし、
母親にならない選択をしてる人もいる。
でも、
人は、誰でも母親がいて、
人は誰もが、誰かの子供だからだ。


あーー、泣けた。

そうだよね、
本当は、
育ての親である不倫相手を罵倒した母親も、
育ての親を遊ぶだけ遊んでぽいっと捨てた薄情な父親も、
自分に愛を教えた、誘拐犯である育ての親も、
誰も憎んだりしたくない。

だから、
心を殺して、
生きるしかなかった。

人に苦しみを訴える作品は、
感情論だけじゃダメ。
辛い事を、辛いと訴え続けるだけじゃ届かない。
本当は許したいのに、
本当はちゃんと愛したいのに、
普通でありたいのに、
全員が普通の幸せを願っているのに、
そんな事分かってるのに、
その歯車がうまく噛み合ない感じを、
等身大で伝えないといかんと思うの。

エンターテイメントは、こうであるべきだと思った。

思わず、4回ぐらい見てもうた。

GANTZ。

二部作なので、
まとめて見た。

原作は知らないが、
アニメは途中までなら見た。
あれが原作に近いのだろうとは思う。

原作厨の人が、
いろいろ酷評してるみたいだけど、
GANTZの物語のいいところを繋ぎ合わせて、
一般の人も楽しめるものに仕上がっていたと思う。

2作目の前に放送していた、
ANOTHER GANTZも見た。
映画をより深く楽しむ為に、
あのドラマは有意義だったかもしれないなと思う。

ニノの演技は言うまでもないが、
やっぱしマツケンの演技に惹き付けられる。
本当にすごい役者だと思う。

愛のむきだし。

最近、
満島ひかりさんが好き。

なんつー女優かと。

とてもアイドルだったとは思えない。

でも、
もともと、
アイドル志望じゃなかったのかもな。
彼女のセンスは、
アイドルのそれじゃない。

映画的には、
とても長く(笑)
いろいろ詰め込みすぎなんじゃないかと、
思う面もあるが、
その長さを感じさせない面白さではある。

渡瀬篤郎のあの独特な演技も、
きちんとコミカルに活かされていて、
好印象。

時間がある時には、
一度見てみてもいい作品かも。

日本には、
宗教らしい宗教がないから、
そこへの違和感は否めないけど、
宗教・同性愛・性的虐待などといった、
わりと重たいテーマでありながら、
あくまでギャグな、
暴力的な映画だと思う。

誰も守ってくれない。

最近、
少年犯罪ものを調べてて(どんな趣味だ)
この映画に興味を持った。

少年犯罪の、
加害者家族にスポットを当てた作品。

なぜ、凶悪犯罪を起こしたのか、
その理由を、
映像で見せず、
妹の言葉で見せた事が、
とても良かったと思う。

めちゃくちゃ重たい映画だけど、
どこか救われる。

白夜行。


原作読んでるんで、一応観てみようかと。。

期待以上に面白かったけど、
原作知らない人の目にはどう映っただろう。

でも、
原作に忠実。
で、余分な所がなくて、それもいい。

感じる映画、ですね。

粟田麗先輩の演技がすごい。
すごい女優さんになったなー、と。

悪人。


わたしは、妻夫木くんがあんまり好きじゃない。

彼は、日本のディカプリオ的な感じがする。
どこか、いいとこの坊ちゃん感が抜けない。

そんな印象が強かったので、
果たしてこの役が出来るのか、
と少々疑いながら見た。

田舎に住み、
両親代わりの祖父母の世話をする為に、
田舎から出て行けず、
ガテン系で働いているから女性とも出会えない、
そんな毎日の、退屈な日々が、
ひょっとしたら変わるのかもしれない、
自分と同じように、さみしい思いを抱えた人と出会えるかもしれない、
そういう気持ちで、
出会い系サイトに登録し、
「同年代の異性」と触れ合い、
現代との接点や、若者でいる自分を求め続けた、
不器用で世間知らずな「殺人犯」。

同僚の前で虚勢を張り、
親の前でも素直になれず、
嘘を吐き、
出会い系で売春まがいの行いを繰り返すにも関わらず、
「とてもしあわせな女」を演じ続けた、
孤独な「被害者」。

「殺人犯」の身内と、
「被害者」の身内。

厳格な母に育てられた、いいとこの坊ちゃん。
とりたてて取り柄もないくせに、
その育ちの環境の反動で、
上から見下す事でしかプライドを保てない、
「被害者の想い人」と、
その「友人」。

人生のすべてを、
同じ場所で過ごして来て、
どこにも動けなかった「女」と、
その恋模様。

深津さんと妻夫木くん演じる「孤独な」ふたりと、
岡田くんと満島さん演じる「高飛車な」ふたりは、
まるで鏡合わせのよう。

登場人物のすべてが、
ここでこの行動を起こさなければ、
あの時ああしていたら、という、
外れくじを引いていて、
外れくじが絡み合ってひとつの事件となった。

ほんの少しタイミングが違って、
ほんの少し状況が違えば、
事件にはならなかったのかもしれないし、
加害者と被害者は入れ替わっていたかもしれない。

この映画の中の人々を浅はかだと罵るのは簡単だ。

田舎に住んでいる人は、世界が狭い。
だから多くの若者は、
狭い世界から飛び出していく。
こんな所にいては、自分は経験を積めない、と。

じゃあ、
あらゆる事情で、
そこを出て行く選択が出来なかった人は、
負け組なのか。

田舎を飛び出した先で、
まわりとうまく馴染めず、
背伸びし続ける人は、
負け組なのか。

育ちのいい人は勝ち組か。

人を愛するという事は、どういう事か。

そういう事を深く考えさせられる映画だった。


俳優陣の演技のレベルの高さがすさまじいが、
その中でも、
妻夫木くん演じる
「田舎の、どこにでもいそうな不運な男」は、
とてもリアルだった。

阿修羅のごとく。


向田邦子原作。

不倫疑惑の父と、
不倫中の長女、
旦那が秘書と浮気中な次女、
奥手な三女、
男難な四女と、
その母の物語。

修羅場の連続なのだが、
どこかシュールでコミカル。


なによりも、
本妻の桃井かおりVS不倫相手の大竹しのぶが、
最高(笑)

SPACE BATTLE SHIP ヤマト。


わたしは、原作をほとんど知らない。
松本零士と言えば、999の世代。

この映画はものすごい酷評されてるみたいだけど、
よくこの長さにまとめたなーと思うし、
よく、あの「戦艦ヤマトが宇宙を飛ぶ」っていう、
いかにもアニメな世界観を、
実写でやり遂げたと思う。

ギバちゃんが恐ろしいほど原作ファンのようで、
いつものギバちゃん節じゃなく、
きちんとサナダになってた(笑)

2時間半の作品、
長いと思わなかった。
いろんな映画のオマージュも入ってて、
実に山崎さんらしい映画。

借りぐらしのアリエッティ。


最近のジブリ作品の中で、
はっきり言ってワースト1。

スケール小さすぎる。
紙芝居ぐらいのスケールしかない。

駿が一線から退いてくだろうこの先のジブリは、
本当に大丈夫なんだろうか。。。

いけちゃんとぼく。


原作未読。
元々は、絵本だそうで。

「ぼく」にしか見えないいけちゃん。
大人になったら見えなくなってしまういけちゃん。
物語の最後まで、
いけちゃんが何者なのか具体的には明かさないままだけど、
最初のシーンから、
いけちゃんは、
「ぼく」を大事に想っていた誰かなんだろうという事と、
その化身なんだろうという事は、
予想がつく。

予想がついてしまうから、
やっぱり、という感じはするけれど、
それでも、いいお話だと思う。

いつかきっとわたしを探してね、
という台詞がじんわり胸に響いた。

博士の愛した数式。

原作未読。
原作も読んでみたくなった。

数学はてんで苦手で、
ルートって何だっけ?ぐらいな知識だったけど、
数字は美しいんだなと、
そう思えた。

分からない事はたくさんある、
感じる事が必要だ、
という台詞のように、
言葉で語るのではなく、
感じる映画でした。

零は無なのか、永遠なのか、
なんだか考えさせられる。

ファンタジックで、
現実味は足りないんだけど、
この物語は、むしろそこがいい。

大神伝。

あああああ
ついにやりはじめてしまったーーー。

アマテラスの子供(子犬)の話なのね。

親に似て、
ぽあっとしてて癒されます。

個人的に、
ウシワカのファンキーっぷりが好きだったので、
ウシワカめいた子も出て来て嬉しい(笑)

まだやり終えてないけど、
1作目は70時間かけた大神、
続編のボリュームはいかに。

半分ぐらいかなー、スペック的に。

八日目の蝉。


最初に言ってしまえば、
角田光代は、好きじゃない。

なんつーか、
橋田壽賀子的なものを感じる。

日記風に綴る1章ですら、
「告白」の足下にも及ばない稚拙な感じ。

読んでてだるいし、
長く感じた。

この作品は、
間違いなく、
日野市OL放火殺人事件をモチーフにしたはず。

不倫して身ごもって、
今はまずい、きちんとしてからと言われて堕胎し、
そのうち奥さんにばれて、
奥さんから毎日のようにいやがらせを受け、
「子供をお腹から掻き出すなんて」とか言われ、
腹いせなのか精神的に追いやられたのか、
留守宅に忍び込み、
子供を殺害し、
放火したあの事件。

殺害したか、誘拐したかの違いはあるけど、
ここまでほとんど一緒。

あの事件におひれをつけて、
なんだかちょい感動ものに仕上げているのが、
癇に障る部分もなくはない(笑)

子供が欲しい願望がないから理解出来ないのかもしれないけど、
「なぜそこで、誘拐するんかね」
「なぜそんなに、人の子に愛情を持ってしまうのかね」
と思ってしまう。

かなり理解不能な作品だった。

真央ちゃん好きなんで、映画見るけど、
小説より、なにか消化されててほしい。

涼宮ハルヒの消失。


あんまりイラストが好きじゃなくて、
今まで観ようとも思わなかったんだけど、
先日見かけたアニメランキングの上位にいて、
観るしかあるまい、と。

テレビシリーズをざっくり(エンドレスエイトは最初と最後の2回だけ)観てから、
劇場版へ。

めちゃおもろかった。

そして切ない。

2時間45分という、
アニメとしては驚異的な長さなのに、
その長さをまったく感じさせない。

原作読んでみようかなー。
ハルヒ、はまった(笑)

ぼくらの。


アニメの方を観た。

原作の方が救いがないみたいなんだけど、
原作派の人が多いみたいで、
読んでみたいなーと。

アニメは、
途中で、
広げた大風呂敷を畳むのが大変そうだったような、
そんな気がしなくもなく。

短いせいもあって、
おのおのの心情が読み取りにくかった。

特に、ウシロくんのが。

もうちょっと感動したかった、というのが本音かも。

黒い雨。


スーちゃん追悼として、
久々に黒い雨をば。

どれぐらいぶりだろう。
小学生以来、かな。

最後、
スーちゃんがどうなるのか、
ってところで終わるのがいい。

現在進行形な感じで。

田中好子さん、RIP。

恋愛寫眞/ただ、君を愛してる。

最初に観たのは、こっち。
ずいぶん古い映画だけど、
正しく、こちらから観た。

そこはかとなく、
90年代の「オサレ映画」を思わせる作りで、
オサレ世代なわたしには、
懐かしささえ感じた映画だった。

わたしもこんな風に、
一眼レフをぶら下げて街を歩いた。
学生の頃、
暗室に籠ったっけなー、
とか、
友人に嫉妬されて、
孤独だった時期もあったなー、
とか、
個人的な思い出ともいちいちダブる。

突然、
映画の方向性が、
火曜サスペンス劇場みたいに様変わりしてしまうけど、
まぁ、殺人事件だし、
ありっちゃあ、あり。

小池栄子、やばす。



でもって、
続けてこっちも観てみた。

こっちは、
宮崎あおいちゃんのPVみたいだ(笑)

そのぐらい、
宮崎あおいちゃんの演技で支えられてる映画。

ファンタジーものなんだと割り切れず、
「恋をしてはいけない病気」
という設定が理解不能で、
どうしても感情移入出来なかった。

そこの点だけ、
もうちょっと明確にしてくれたら、
せめて、
「成長が早くて、寿命が短い」
とか、
実際にある病気にしてくれたら、
わたしの消化不良感はなかったと思う。

大停電の夜に。

輪番停電のこんな時期だからこそ、
この映画を見てみた。

クリスマスイブ、
突然襲った東京大停電を背景にした、
いろんな登場人物のオムニバスムービー。

最終的に、おのおののエピソードだったものはひとつに集結するんだけど、
ひとつひとつのエピソードが濃くて面白い。

吉川晃司の演技がすばらしい。

ICO。


単行本も持ってますが何か(笑)

PSゲーム「ICO」にインスピレーションを受けた、
我らがゲーマー宮部みゆきさんが、
書き下ろした小説、文庫化。

この表紙、
買ってまうやろ。

ICOは、
物語があるようでない、
解釈はやった人たち委ねる、
そんな無言のゲーム。

これを読んでしまうと、
自分なりのICOの世界が崩壊するので、
それがいやな人はスルーした方がいいのかもしれないけど、

そもそも、
ゲームのノベライズ本が好きなわたしは、
とても楽しく読んだのでした。

宮部さんの描写力と、
ICOに対する愛情を、
めっちゃ感じた本。

分身。

けっこう前に買っていたのに、
なかなか読まずにいた一冊。

映っていなかったはずの自分が、
テレビ番組に出演していた、
その謎を解く為に、
自分はもうひとりの自分を捜しに行く、
というお話。

中盤で東野さんの独特なサスペンスタッチもあり、
中盤までは一気に読めた。

後半、
先が読めてしまって、
一気にダレてしまったけど。。(汗)

満点評価を5だとすると、
3.5ぐらいの面白さ、かな。

きらきらひかる。

郷田マモラつながりで、
こちらも一気に堪能してみた。

ちなみに、
ちゃんとスペシャル編まで観た(笑)

懐かしい。

そして、
地震&原発問題で、
いろいろ知識的にくわしくなった今の時期には、
タイムリーなストーリーでした。

モリのアサガオ。


めずらしく、
ドラマを観たりした。

ずっと前から、
原作が気になってて、
読もう読もうと思っていたら、
その前にドラマ化だった。

伊藤くんの演技は、
いつも同じで、
この役にはあってたかもしれないけど、
面白みがない。

すごいキャスト陣だったけど、
その脇を固めている役者が素晴らしいから、
ちゃんと物語に引き込まれた気がした。

原作読まねば。

それでもボクはやってない。


なんつー理不尽な!!
という裁判映画。

やったことを証明するよりも、
やってない事を証明する方が遥かに難しい、
そんな事を誰かがいってたなーと思った。

加瀬亮くんの演技がいいです。

こういう、
普通の青年を演技させたら、
今、一番うまい俳優なのではと思う。

ダーリンは外国人。

原作が好きで、読んでいた。
映画化と聞いて、
あの原作をどうまとめたんだ?!
的な興味で観てみた。

うまい所で話は終わってて、
日本語オタクな外国人の彼がいる、
というコミックから、
国際結婚するという事、
という話にちょっと変わってる感じ。

コミックの方が断然面白い。

けど、
トニーさんの、
「ここで会ったが百年目」
という間違った使い方がとてつもなく素敵だ(笑)
なので、好印象。

告白。

原作を先に読んでた。
だからオチを知った上で鑑賞した。

中学生の話なのに、15Rというのはいかがなものか、
という話になったりした。

これを子供に観せられないという、
保守的で叩かれるのが苦手なだらしない大人が牛耳るのが、
今の日本なのでしょう。

目には目をという精神を、
一概にいいとは言えないし、
やっていい復讐と、
やっちゃいけない復讐があって、
この映画で描かれた復讐は、
やっちゃいけないものだ。

だけど、
だから子供こそ、観るべき。
そして議論すべき。

やったら、やりかえされるんよ、人生は。

ザ・マジックアワー。


三谷幸喜の作品は、
おもろいんだけど、
あのシュールさをきちんと味わうのに、ある程度集中力が必要なものが多く、
いつもなにかと後回しになる(汗)

有頂天ホテルの時も、
かなり後回しで鑑賞した記憶が。。

佐藤浩市、最高でした(笑)

次のマジックアワーを、辛抱強く待つ。
その役者魂に、
自分も少し救われたような、そんな気もした。

永遠の仔。

急に読み返したくなって、
所々飛ばし読み。

ドラマにもなった作品。

このドラマの主題歌を歌ってたユニットが、
うちのボスと関わりがあって、
ちょっと懐かしい。
PVとか観たっけなー。

永遠の仔、
とても痛くて辛い話だけど、
こういうのわりと好きなのね、わし。